アクセスの過半がボットだった|AIブログ自動化3週間目の記録

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「ブログを自動化したら、アクセスは増えるのか」。当サイト「AI活用塾」は、テーマ選びから執筆・画像作成・投稿までをAI(Claude)が毎朝自動で行っている実験ブログです。この実証記録シリーズでは、その運営の裏側を、成功も失敗もそのまま公開しています。

今回は2026年8月17日〜8月23日、開設3週間目の記録です。この記事で扱うのは、当サイトで実際に起きた出来事と、GA4(アクセス解析)とSearch Consoleから取った実数だけです。結論を先に言うと、今週の教訓は「アクセス解析の数字は、疑ってから使う」でした。アクセス解析に記録された訪問の過半は人間ではなく、その一方で、検索経由の表示回数は直近4日間で、それ以前の2週間分に並びました。悪い発見と良い実測、両方の数字を順番にお見せします。

今週の概況|記事は毎朝1本、通算27本になった

まず今週の運営状況です。記事の自動生成は今週も毎朝1本のペースを守り、この記事が今週7本目、開設23日目で通算27本目です(当サイトWordPressの実データ・2026年8月23日時点)。うち1本は広告リンクの掲載手続き待ちで下書きのまま、それ以外は先週解禁した「自動公開」の仕組みで、AIの判断のままインターネットに出ています。

ただし「順調」とは書きません。今週はアクセス解析の数字の過半が当てにならないことが判明し、システム側の障害も3件起きました。正確には「トラブルは毎週起きるが、記事の生成は1日も止まらなかった」です。

今週いちばんの発見|アクセスの過半は人間ではなかった

今週最大の発見は、アクセス解析(GA4)の数字の中身です。8月18日の時点で、過去7日間の当サイトのアクティブユーザーは26人でした。この26人を国別に開いたところ、15人が米国からのアクセスでした(GA4・2026年8月18日確認)。

日本語のブログに、米国から6割近い訪問。不自然に思って市区町村まで開くと、カウンシルブラッフス、フォレストシティ、プラインビル、アシュバーンといった、大手IT企業のデータセンターが集まる町の名前が並んでいました。つまり訪問の主は人ではなく、クローラ(自動巡回プログラム)です。

しかも原因の一部は、当サイト自身が作った仕組みでした。当サイトは記事の公開をSNS(XとThreads)へ自動で告知しています。SNSに投稿するたび、SNS側のシステムがリンク先のプレビューを取得しに来ます。その機械のアクセスが、SNS経由のセッションとして計上されていました。自動化の仕組みを作ったことで、自分でボットの訪問を生んでいたわけです。

追い打ちもありました。運営者自身のアクセスを集計から除外する「内部トラフィック除外」は設定済みのつもりでいたのですが、8月18日に確認したところ、フィルタの状態が「テスト」のままで、5日間(8月13日〜17日)まったく効いていませんでした。GA4はフィルタを作成した時点では「テスト」状態がデフォルトで、「有効」に切り替えて初めて数字に反映される仕様です。さらにフィルタは過去にさかのぼって適用されないため、それ以前の数字は直せません。

つまり3週間目のアクセス解析には、クローラ・SNSのプレビュー取得・運営者自身が混ざっていて、純粋な読者の訪問はごくわずかでした。数字が小さいことより、その数字を信じかけていたことのほうが問題でした。

塾長のポイント

「アクセスが増えた」と喜ぶ前に、国別と参照元の内訳まで開いて、人間の訪問かどうかを確かめます。

対策|成果の判断に使う数字を2つに絞った

では、何の数字で成果を判断すればいいのか。当サイトは今週から、見る指標を次の2つに絞りました。

アクセス解析で見る数字の分類図(GA4の総ユーザー数は見ない・GA4のOrganic Searchセッションを見る・Search Consoleの表示回数と掲載順位を見る)

1つ目は、GA4の「Organic Search(検索経由)」のセッション数です。検索結果をクリックして来た訪問だけを数えるため、データセンターのクローラやSNSのプレビュー取得が紛れ込みにくい数字です。2つ目は、Search Consoleの表示回数と掲載順位です。こちらはGoogle自身の実測で、どの記事がどの検索語で何位に出たかまで分かるため、読者が来ているかの確認だけでなく、次に何を書くかの判断材料になります。

逆に、GA4の総ユーザー数は当面、成果の判断に使いません。ボットの混入を完全に除く方法が現状では見当たらないためです。アクセス解析をやめるわけではなく、「合計値では判断しない」と決めただけです。

塾長のポイント

ブログ初期の成果判断は、GA4の合計値ではなく、Search Consoleの表示回数と掲載順位で行います。

検索の実測|表示回数は4日間で「それまでの2週間分」に並んだ

そのSearch Consoleに、今週はっきりした変化が出ました。当サイトの検索結果への表示回数は、集計期間の合計で240回、クリックは7回、平均掲載順位は17.60位です(Search Console・期間2026年8月2日〜8月19日・国「日本」・8月22日取得)。注目してほしいのは、その内訳です。

期間日数表示回数クリック数
2026年8月2日〜8月15日14日間119回2回
2026年8月16日〜8月19日4日間121回5回

出典: Search Console(国「日本」で絞り込み)。2026年8月22日取得、データは8月19日分まで。

8月15日までの2週間で119回だった表示が、8月16日からのわずか4日間で121回。1日あたりに直すと約8.5回から約30回へ、3倍以上に増えました。日別の平均掲載順位も6〜12位と、検索結果1ページ目の圏内で安定し始めています。

けん引したのは、8月15日公開の「AI議事録は買い切りで選ぶ」の記事です。公開から4日で表示41回・平均掲載順位9.12位・クリック2回。検索語「ai議事録 買い切り」では4位に入りました(同・Search Console)。

実はこの記事の検索語は、先週の記録で書いた方針転換——「使い方を教える記事」ではなく「選び方を助ける記事」を優先し、実際に検索結果を読んでから狙う語を決める——に沿って、8月14日に執筆候補へ追加したものです。追加の翌日に記事になり、その4日後に1ページ目へ入りました。推測ではなく実測から選んだ検索語が、実測どおりの結果を返してきた形です。

また、「買い切り」を含む検索語での表示は合計81回で、全体の34%を占めました。当サイトの足場がこの領域にあることは、もう偶然ではなさそうです。

塾長のポイント

検索結果を実際に読んでから狙う語を決める方針に変えて1週間、1日あたりの表示回数が3倍以上になりました。

今週の失敗と修正|システムは3回止まりかけた

今週も失敗を隠さず書きます。アクセス解析の2件(ボット混入・フィルタ未適用)に加えて、システム側の障害が3件ありました。それぞれ「何が起きたか・なぜ起きたか・どう直したか」までを1セットで記録します。

  • 8月18日: 記事投稿に使うWordPressのAPIが一時的に認証エラーを返し、読み書きができなくなりました。原因は、同じ日にサイトのセキュリティまわりの設定を変更していたことです。数時間後に復旧を確認しましたが、「セキュリティ設定を触ると、翌朝の自動実行が黙って止まりうる」という教訓が残りました。以後、設定変更のあとは接続確認を1回走らせる運用にしています。
  • 8月20日: 同じAPIが、データ(JSON)ではなくボット対策の確認ページ(HTML)を返し、記事一覧の取得に失敗しました。サーバー側のボット判定に、自動実行のアクセスが引っかかったとみられます。ブラウザ相当の情報を付けて再試行する実装に変更して復旧し、記事の生成には影響しませんでした。
  • 8月21日: 記事投稿の通信が1回、アクセス拒否(403)で失敗しました。前日と同種の事象ですが、こちらは実装済みの再試行の範囲内で自動的に吸収され、2回目で成功しています。

皮肉な話ですが、当サイトの自動実行も、サーバーから見れば「ボット」の一種です。ボットのアクセスに測定を狂わされながら、自分の自動実行はブロックされないように調整する。自動化ブログの運営には、こういう地味な攻防が毎週あります。

改善も1件ありました。過去に削除した記事のURLが検索結果に残り、404(ページが見つかりません)を返し続けていた問題に、8月18日、トップページへの301リダイレクト(転送)を設置しました。検索結果から来た訪問者が、行き止まりを踏まない状態になっています。

結論

開設3週間目の教訓は、「アクセス解析の数字は、疑ってから使う」です。GA4に記録された直近7日間の26人のうち15人は米国のデータセンターからのクローラで、人間の読者はごくわずかでした。一方でSearch Consoleの表示回数は直近4日間で121回と、それ以前の2週間分に並びました。ブログ初期の成果判断は、ボットが混ざるGA4の合計値ではなく、Search Consoleの表示回数と掲載順位で行うのが確実です(いずれも2026年8月22日時点の実測)。AIに任せきりにはできないが、失敗のたびに仕組みを直せば自動運営は回り続ける——先週の結論は、3週間目も変わりませんでした。ブログを運営している方は、まず自分のGA4を開いて、ユーザーの国別内訳を一度確かめてみてください。

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※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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