ChatGPT Slidesが提供開始|使えるプランと無料で始める代替策

この記事は約6分で読めます。

「資料づくりもAIに任せたい」と思っていた人にとって、大きな動きがありました。OpenAIが2026年10月16日、ChatGPTの中でスライド資料を作成・編集できる「ChatGPT Slides」の提供を開始しました(出典: OpenAI公式リリースノート・2026年10月19日確認)。チャットの会話や手元のファイルからそのままスライドを起こし、チームで同時編集までできる機能です。

ただし、誰でも使えるわけではありません。この記事では、ChatGPT Slidesで何ができるのか、使えるプランの条件、そして対象外だった人が今日から使える代替ツールまでを整理します。結論を先に言うと、ChatGPT Slidesが使えるのはPro・Business・Enterpriseの3プランだけで、Plus・無料プランの人は、Claude Slides(Claude Pro)かGammaの無料枠から始めるのが現実的です。その根拠を順番に確認していきます。

ChatGPT Slidesで何ができるのか

ChatGPT Slidesは、ChatGPTの作業スペース「Space」の中でスライド資料を作る機能です。公式リリースノート(2026年10月16日付)に書かれている内容を整理すると、できることは次の4つに分かれます。

  • 作る: チャットの会話・アップロードしたファイル・アウトラインのいずれかを元にスライドを生成できます。手本にしたいデッキを渡して、そのスタイルやレイアウトに寄せることもできます。
  • 直す: テキスト・画像・図形・グラフを直接編集できます。ChatGPTに修正を依頼することも、画像を生成して差し込むこともできます。
  • 一緒に作る: 同じデッキをチームメンバーがリアルタイムで編集でき、コメントも共有されます。コメントでChatGPTをタグ付けして「この文言を直して」と頼む使い方もできます。
  • 発表する・書き出す: ChatGPTの画面からそのままプレゼンを実行できます。web版はPowerPoint・PDF・Googleスライドへのエクスポートに対応し、デスクトップアプリではPowerPointやKeynoteがインストールされていれば直接開けます。

注目したいのは「会話から作れる」という点です。企画の相談をChatGPTとしていた流れのまま「この内容をスライドにして」と頼めるので、資料づくりが独立した作業ではなく、考える作業の続きになります。

塾長のポイント

ChatGPT Slidesの本質は「会話の続きで資料ができる」ことです。生成・編集・共同作業・書き出しまでChatGPTの中で完結します。

使えるのはPro・Business・Enterpriseの3プランだけ

ここが今回いちばん注意が必要な点です。公式の機能ページには「Available to Pro, Business, and Enterprise plans(Pro・Business・Enterpriseプランで利用可能)」と明記されています(2026年10月19日確認)。さらに、Slidesは2026年9月29日に提供が始まった作業スペース「Space」の中で動く機能なので、Spaceにアクセスできることが前提条件になります。対象プランのユーザーにも段階的に展開されている途中です。

つまり、月額20ドル(2026年8月3日時点)のPlusプランと無料プランは、現時点では対象に含まれていません。公式リリースノートにも、Plus・無料プランへの提供予定は記載がありません(2026年10月19日確認)。今後対象が広がる可能性はありますが、「Plusに入ればSlidesが使える」わけではない点は押さえておきましょう。なお、利用回数の上限や日本語対応についても、公式リリースノート・機能ページのいずれにも記載がありませんでした。

塾長のポイント

Plus・無料プランは対象外です。「ChatGPTを契約していれば使える」ではなく「Pro以上かどうか」で判断してください。

始め方(対象プランの人向け)

対象プランでSpaceが使える状態なら、始め方はシンプルです。公式リリースノートの案内に沿うと、手順は次の3ステップです。

  1. ChatGPT(web版またはデスクトップアプリ)でWorkを開き、Spaceにアクセスする
  2. Spaceの中でChatGPTに「この内容でプレゼンを作って」と依頼する(会話・ファイル・アウトラインのどれを元にするかを指定)
  3. できあがったスライドを直接編集するか、コメントでChatGPTに修正を依頼し、仕上がったらプレゼン実行またはエクスポートする

自分のアカウントでSlidesがまだ表示されない場合は、段階展開がまだ届いていない可能性があります。数日おいて再確認するのが現実的です。

Plus・無料プランの人はどうするか|代替は2つ

対象外だった人が「AIでスライドを作る」を今日から試す方法は、大きく2つあります。ChatGPTと同じくチャットから生成するタイプのClaude Slidesと、スライド生成の専業ツールであるGammaです。

ツール 使える条件 エクスポート
ChatGPT Slides Pro・Business・Enterprise(Space利用可が前提)。料金は公式サイトをご確認ください PowerPoint・PDF・Googleスライド(web版)
Claude Slides Claude Pro(月払い20ドル/年払いなら月17ドル相当)以上でベータ提供中 PowerPoint・PDF
Gamma(無料プラン) 0円。登録時に400クレジット付与・1プロンプトで最大10枚・カード登録不要 PDF・PPTX・PNG・Googleスライド

確認日: ChatGPT Slides=2026年10月19日(公式リリースノート・機能ページ) / Claude Slides・Claude Pro料金=2026年9月18日(Anthropic公式) / Gamma=2026年8月12日(公式料金ページ)。Claude SlidesはPro・Maxプランに2026年9月16日からベータとして段階展開中で、無料プランは「近日対応予定」の段階です。

選び方の軸は「新しく契約するか、いま持っているもので済ませるか」です。すでにClaude Proを契約しているなら、追加費用なしでClaude Slidesを試せます。どの有料プランも契約していないなら、カード登録なしで始められるGammaの無料枠が最初の一歩として向いています。逆に、ChatGPT SlidesのためだけにProへ上げるのは、チームでSpaceを使う予定がない限り過剰投資になりやすいというのが当サイトの見立てです。

この分岐を1枚にまとめると次のようになります。

AIスライド作成ツールの選び方分岐図(ChatGPT Pro/Business契約中はChatGPT Slides・Claude Pro契約中はClaude Slides・有料契約がまだならGammaの無料プラン)

塾長のポイント

新しく契約を増やす前に、いま契約しているAIか無料枠で「AIスライド作成が自分の作業に合うか」を確かめるのが損をしない順番です。

結論

ChatGPT Slidesは2026年10月16日に提供が始まった、会話からスライドを作れる機能です。ただし使えるのはPro・Business・EnterpriseでSpaceにアクセスできる人だけです。対象プランを契約中ならChatGPT Slidesを、Claude Proを契約中ならClaude Slidesを、有料契約がまだならGammaの無料枠を選ぶのが、2026年10月19日時点でいちばん無駄のない判断です。まずは自分のChatGPTのプランを確認し、対象外ならGammaに無料登録して1本スライドを作ってみてください。合うと分かってから契約を考えても遅くありません。

あわせて読みたい

※本記事の情報は執筆時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました